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カンタベリー 諸行無常の聖地

2013年02月1日  / カテゴリー:  uk

週末の休み使って弾丸トラベルしたカンタベリー。

英国国教会の総本山、カンタベリー大聖堂がある英国最大の巡礼地です。
ロンドンから鉄道で1時間30分程度。セント・パンクラス駅からの高速列車は、Canterbury West駅に到着します。

ほぼ石建物・石畳で構成された街はもはや中世。
泊まったのは安いユースホステルなのに建物が中世。趣があってとても素敵です。
ただ鉄道駅は街の端にあり、中心地や大通りは総石畳で車も走っていません。
人で賑わっていますが、ぐるりの城壁の外に宿をとる場合は悪いことは言わないので背負える鞄をお勧めします。
カート付きトランクは本気で厳しいです。なぜならば石畳だから。

あ、後教会中心の街なので教会が閉まると町から人が消えます。
19時過ぎには暗くなり、スーパーや店もいっせいに閉まるので早めに買い物しておいてください。ロンドンで夜営業に慣れて油断していたので慌てましたとも。ええ。
日本のように蛍の光とかはなくさっくりしたアナウンスだけなあたりに合理性が垣間見えます。

 

 

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今回の記事は少しあやふやな部分があります。もし間違い等ありましたらご指摘ください。
少し宗教・歴史に踏み込んだ内容になっています。あらゆる宗教・歴史を冒涜する意思はありません。
注意を払い記載いたしましたが、受け取りかたによっては不快になる可能性がありますので思い入れがある方は読まないことをお勧めいたします。
不快になった方がいらっしゃいましたら大変申し訳ございません。
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こで行きたかったのはカンタベリー大聖堂と聖アウグスティヌス修道院跡。
(カンタベリー物語を読んでいなかったのでカンタベリー・テイルズは行きませんでした。事前に読んでおけばよかった……)


カンタベリー大聖堂

初期ゴシック様式の大聖堂は大変精巧で荘厳で美しいです。
信仰の聖地であり、数々の歴史的事件の現場です。
トーマス・ベケット暗殺現場には3本の剣(大変ごつくて大きい)が飾られていて諸行無常。


聖アウグスティヌス修道院跡

聖アウグスティヌス修道院跡は、ベネディクト会修道院で現在は廃墟になっています。
6世紀に聖アウグスティヌスがローマ教皇の命でキリスト教が知られ始めたイギリスに布教に来て与えられた修道院です。聖アウグスティヌス的には「イングランド海の向こうだし野蛮だったらどうしよう。怖いからあまり行きたくない」かんじだったようです。
12世紀すぎから大陸から渡ってきた人々に「私たちもっとすごいの建てられるから建替えよう」的のりで14世紀くらいまで改修されたみたいです。(噛み砕きすぎていて不快感がありましたら大変申し訳ありません)

そして1538年7月30日、ヘンリー八世の修道院解散令で解体されます。
書物や聖遺物も奪われ、聖アウグスティヌスの聖骨も「獣の骨のように扱われ、胸が張り裂ける思いだった(意訳)」と当時の修道士の記述が残っているとか。
その後宮殿がたてられ使われたり廃れたりしましたが、近代になって資産家がその歴史的価値を守るため保存、世界遺産に登録されました。
聖アウグスティヌスの聖骨はカンタベリー大聖堂(こちらはヘンリー八世によってベネディクト会から英国国教会へ改宗させられる)に移されたとか。
(このへん記憶が定かではありません。調べたのですがこれといった情報が見つかりませんでした)

聖アウグスティヌス修道院跡はカンタベリー大聖堂に比べれば人が少なくのんびり回れます。


聖アウグスティヌス修道院跡から見えるカンタベリー大聖堂

聖アウグスティヌス修道院跡の礎後や小高い丘からはカンタベリー大聖堂が見えます。
同じ聖アウグスティヌスによって建てられた修道院ですが、片や異宗派の総本山、片や廃墟となりました。

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